以前はコピーをして紙で提出する事が主流でしたが、最近では電子化が進んでおり「健康保険証」「免許証」「年金手帳」「雇用保険被保険者証」などを電子データで提出する機会が増えてきました。
一般的には、スキャナで画像ファイルとして取り込み、一部の文字をマスキング処理後、保存してから提出という流れになります。
紙で提出なら、太めのマジックで該当部分を塗りつぶせば終わりですが、画像ファイルのマスキング方法をWindows標準のペイントを使って解説していきます。
Windows XP~11まで殆ど同じ操作でマスキング処理が可能となっておりますので問題解決の手助けになれば幸いです。
ペイントを使ってモザイク処理方法は、最後の方にあります。
※ 注意事項 ※
Yahooや楽天、その他銀行などの金融機関系への提出には、ペイント等の画像処理ソフトで加工されたものはNGなケースがございますのでご留意ください。
主に企業間で社会保険の加入を証明するために提出する書類で活用できると思います。
マスキング処理前の画像
健康保険証を例にとって解説していきます。
スキャナで画像ファイル(jpg、jpeg、png、bmp、gif、tiff)で取り込みます。
一般的なスキャナでは、画像ファイルとして取り込んだ場合「jpg (ジェイペグ)」「png (ピング)」「tiff (ティフ)」で取り込みできます。
何を言っているかわからない場合は「jpg (ジェイペグ)」で大丈夫です。
マスキング処理後の画像
塗りつぶす事をマスキングと言います。
指定された箇所だけマスキングするようにしましょう。
下図は例ですので、マスキングの足りてない箇所や逆にマスキングが要らない箇所がある事がございますので臨機応変に対応して下さい。
マスキング処理の手順
①画像ファイルを右クリック
②プログラムから開くにマウスポインタを合わせる
③ペイントを左クリック
Windows10の画面例
Windows11の画面例
①四角形を左クリック
②塗りつぶしを左クリック
③単色を左クリック
※更に色2クリックし、黒をクリックする事でバケツの手順を省く事が可能です
マスキングしたい部分の左上から右下に向かってマウスをドラッグし、四角形を描いて文字を消します。
マスキングしたい部分全てに四角形を描いて、文字を消していきます。
バケツを左クリックし、四角形の枠内にバケツを合わせて左クリックすると黒く塗りつぶされます。
※色2を黒に指定している場合は、この手順は不要なので保存してペイントを終了させましょう。
全ての枠内をクリックしたら完成です!
保存してペイントを終了しましょう。
いかがでしたでしょうか?思ったより手順が短く簡単だと思いませんか?
慣れれば、スキャナ取込から保存まで1枚あたり1~2分で出来るようになりますので、頻繁にマスキング業務を行う方は、是非操作をマスターしましょう。色2を使えば手順短縮で更に効率アップしますので活用してみてはいかがでしょうか?
アナログなマスキングその1
1、付箋紙等の透けにくい紙を用意する。
2、適切なサイズにハサミやカッターででカットする。
3、マスキングしたい箇所を全て隠す。
4、ケータイやデジカメで写真撮影する。
5、提出する。
アナログなマスキングその2
1、マスキングしたい物(健康保険証など)をコピー機でコピーして紙ベースにします。
2、裏写りしないように下敷きの上で、油性マジックでマスキングしたい箇所を丁寧に塗りつぶします。
3、最後にマスキング後の原稿を画像ファイルとしてスキャンすれば完了です。