難読漢字『鳥の名前』
1 水鶏
くいな
全長29センチくらいで尾は短く、背面は茶褐色で黒い縦斑があり、顔から胸は青ねずみ色。
2 鵜
う
海岸や湖沼などに群生し、羽は黒くつやがある。
くちばしは細長く鋭い。潜水して魚を捕らえ、水面に浮上してから飲み込む。
3 矮鶏
ちゃぼ
鶏の小形品種の総称で尾羽が直立し、脚は短い。
4 鸚哥
インコ
インコ目の鳥の総称。
5 鸚鵡
おうむ
インコ目の鳥のうち、インコ類を除いたものの総称。
6 魚狗
かわせみ(川蝉、翡翠)
全長17センチくらいで頭から背にかけて光沢のある青緑色、腹は栗色。
くちばしは大きく、黒色で、雌は下くちばしが赤。水に飛び込んで魚を捕って食べる。
7 鵆
ちどり (千鳥)
チドリ科の鳥の総称で約60種が南極を除く世界中に分布する。
くちばしは短く、一般的に足の指は3本ある。
8 鶫
つぐみ
ツグミ属に分類される鳥で全長約24センチくらい。
上面は暗褐色で不規則な模様があり、腹は白色に黒斑が散在し、淡色の眉斑がある。
9 郭公
かっこう
カッコウ科の鳥で全長約35センチ。
全体に灰色で、腹に黒い横斑がある。
10 雉
きじ
全長は、雄が尾が長いので80~100センチ、雌が50~60センチ。
雄は暗緑色を主とする多彩な色で、目の周りに赤い肉垂れがある。
雌は全体に褐色をしている。
11 不如帰
ほととぎす (時鳥、子規、杜鵑、郭公)
カッコウ科の鳥で全長28センチくらい。
全体に灰色で、胸から腹に横斑がある。
アジア東部で繁殖し、冬は東南アジアに渡る。
12 椋鳥
むくどり
全長24センチくらいでくちばしと脚が橙黄色。
背面は黒褐色で、顔に不規則な白斑があり、飛ぶと白い腰が目立つ。大群をつくり、リャーリャーと鳴く。
13 家鴨
あひる
マガモを飼いならしてつくられた家禽。
14 啄木鳥
きつつき
スズメ大からカラス大まであり、森に住む。
一般的に雄の頭部に赤か黄色の部分があり、指は2本が前向き、2本が後ろ向きで、鋭い爪があり、爪と堅い尾羽で体を支えて樹幹に垂直に止まる。
15 軍鶏
しゃも
鶏の一品種で首が長く、くちばしが鋭い。
足は太く、大きなけづめをもつ。
16 金糸雀
カナリア
野生のものはスズメ大、全体に緑褐色で、カナリア諸島などに分布する。
15世紀からヨーロッパに持ち込まれ、飼い鳥として多品種が作られ、日本には18世紀末に長崎に舶来。
17 間鴨
あいがも (合鴨)
アヒルの一品種で、マガモと青首アヒルとの雑種。
18 隼
はやぶさ
全長42センチくらいで、背面が青灰色、腹面は白に黒色の黄斑があり、目の下に暗色斑が伸びている。
くちばしは鋭く曲がり、翼は長くて先がとがっている。
直線的に速く飛び、獲物を見つけると翼をすぼめて急降下し、足でけり落として捕らえる。
19 百舌
もず (百舌鳥)
全長約20センチで、雄は頭部が赤茶色で目を通る黒い帯があり、背面は灰褐色、下面は淡褐色。雌は全体に褐色。
くちばしは鋭い鉤状をし、小動物を捕食する。
秋になると、獲物を木の枝などに突き刺して速贄を作る習性がある。
長い尾を振りながら「キイキイ、キチキチ」と鋭い声で高鳴きをする。
20 鷺
さぎ
くちばし・くび・脚が長く、飛ぶときにくびを乙字形に曲げる。
水辺にすみ魚を捕食するが、草原や森林にすむもの、昆虫などを常食とするものもある。
60種以上が極地・砂漠を除く世界各地に分布する。
21 食火鶏
ヒクイドリ (火食鳥)
体形はダチョウに似て、頭高約1.8メートル、翼は退化し、足指は3本ある。
羽は黒色で、頭は裸出し、首は青色、のどに赤い肉垂れがあり、頭頂に兜状の突起をもつ。
22 木菟
ミミズク
フクロウ科の鳥のうち、頭に耳のような羽毛をもつものの総称で、主にオオコノハズクを指すことが多い。
23 鴉
カラス (烏)
全長33~61センチで全体に黒色か、黒に灰色や白色の部分をもつ。
くちばしが大きく、雑食性で生ゴミを荒らす。
南アメリカとニュージーランドを除く世界中に約40種が分布する。
24 十姉妹
ジュウシマツ
スズメより小型。
中国で、コシジロキンパラを改良してつくられたといわれる飼い鳥。
25 鶉
うずら
全長約20センチ、体は丸く尾は短い。
全体に茶色で、黄白色の縦斑と黒斑とがある。草原にすみ、地上を歩き回る。
26 鴛鴦
おしどり
カモ科の鳥で全長48センチくらい。
雄の冬羽は橙色や緑色で、翼に銀杏羽があり、冠羽やほおの飾り羽をもち、くちばしは赤い。
雌は全体に地味な灰褐色で、目の周囲から後方へ白線がある。
27 鵄
とび (鳶)
タカ科の鳥で全長約60センチ、尾は凹形。
全身茶色で、翼の下面に白斑がある。
「ピーヒョロロロ」と鳴きながら羽ばたかずに輪を描いて飛ぶ。
28 鸛
こうのとり
全長約1.1メートルで全身白色で、風切り羽とくちばしが黒い。
松などの樹上に巣を作り、姿がタンチョウに似るため「松上の鶴」として誤って描かれた経緯がある。
29 信天翁
アホウドリ (阿房鳥)
全長90センチくらいで、翼を広げると2メートルを超える。
海上の風を利用して羽ばたかずに飛ぶ。
30 鴎
かもめ
全長約45センチで背が灰色のほかは白く、くちばしと足が黄色の鳥。
31 告天子
ひばり (雲雀)
全長17センチくらいで、体は褐色の地に黒い斑があり、頭に短い冠羽をもつ。
日本では留鳥・漂鳥として河原や畑などに住む。
32 桃花鳥
とき (朱鷺、鴇、鵇、桃花鳥)
全長77センチくらいで、淡紅色を帯びた白色をしている。
顔と脚が赤く頭に冠羽があり、くちばしは黒く、下方に曲がる。
水田や湿地でタニシ、ドジョウ、サワガニなどを捕食し、巣は高い木の上に作る。