『新年』にまつわる難読漢字
1 蘿蔔
すずしろ
ダイコンの別名。春の七草の一つ。
2 点袋
ぽちぶくろ
正月にお年玉を入れる袋のこと。
3 紅白鱠
こうはくなます
紅白の水引を細く切った人参と大根で表現したもの。平和を願う縁起物のお料理。
4 紙垂
しで
注連縄や玉串、鏡餅などにつけている稲妻のような形で垂らされている紙のこと。
5 御神籤
おみくじ
神仏に祈り、事の吉凶を占うために引くくじ。
6 繁縷
はこべら・はこべ
緑色で柔らかく卵形をした春の七草の一つ。タンパク質、ビタミンB、Cなどに富む。
7 注連縄
しめなわ
年神様をお迎えする神聖な場所という意味で張ったり飾ったりするもの。
又は門口に不浄なものが入らぬ様魔除の役割りもある。
8 双六
すごろく
サイコロを振って、出た目に従い駒を進めて上がりに近づけるボードゲーム。
9 金団
きんとん
さつま芋などで作った餡に甘く煮た栗、いんげん豆などをまぜたもの。お正月料理の一つ。
10 破魔矢
はまや
自分の身かかる災いである魔を破り、幸せに暮らせる様にと願いを込めた縁起物。
11 蒲鉾
かまぼこ
原料魚にはタラ類、サメ類、イトヨリなど平安時代には高価な魚とされる白身魚を使用した練製品。御節料理にも使われる。
12 橙
だいだい
日本では「代々」に通じることから縁起の良い果物とされ、正月の飾りに用いられる。食べるには苦味、酸味が強い。
13 参詣
さんけい
神社やお寺にお参りすること。
14 出初式
でぞめしき
1月初旬に行われる消防関係の仕事始めの行事。
15 独楽
こま
円板又は円錐形の銅を軸や心棒を回転させて遊ぶ玩具。
16 鯑
かずのこ
ニシンの卵。粒の多さが子孫繁栄を連想させることから、正月の御節料理など縁起物として用いられる。
17 薺
なずな
別名ペンペングサ。春の七草の一つ。
18 賽銭
さいせん
寺社へ参詣して、神仏に奉納する金銭。祈願成就のお礼としてあげたお金。
19 睦月
むつき
旧暦の1月を意味している。仲良くすること、仲睦まじいことなどの意味を持つ睦び月(むすびづき)が転じたともいわれている。
20 骨牌
かるた
遊戯・バクチに使う長方形で小さい厚紙の札。色々な絵や文字が書いてある。(うた・いろは・花ガルタなど種類も多い)
21 政始
まつりごとはじめ
毎年正月の吉日を選び、その年の最初に開かれる政務を執る儀式のこと。
22 五万米
ごまめ
豊作・五穀豊穣を祈願する祝い肴「田作り」。お節料理には欠かせない。
23 神酒
みき
神に供える酒。
24 雑煮
ぞうに
お餅を主な具とし、つゆをはった日本料理、正月に多く食べられる祝膳。地域・家庭で味付けも違う。
25 奴凧
やっこだこ
奴(やっこ)が両袖を突っ張った姿を模したもの。
(奴..江戸時代の武家の下僕のこと。
26 慈姑
くわい
小さな球型から先の尖った「芽が出る」という事が昔から縁起を担ぐものとして祝いの席で料理に使われる野菜。お節料理食材の一つ。
27 草石蚕
ちょろぎ
長寿、健康を祈願する願いをこめた食材。赤い渦巻状の小さな球根…縁起が良いとされお節料理の食材の一つ。
28 竜蝦
いせえび
赤褐色で姿も美しく美味なエビ。祝事に使われる食材。
29 手水舎
ちょうずや
参拝者が身を浄めるために手水を使う水屋。神社・寺院などにある。
30 頌春
しょうしゅん
新年を褒めたたえること。賀正と同じ意味とされる。年賀状などで使われる語。
31 胡鬼
こぎ
羽根つきに使う羽根のこと。正月の遊び事、羽根つきは昔、新年の悪霊払いと一年の吉凶を占う意味があった。
32 菘
すずな
カブの別名。春の七草の一つ。菘の形が神を呼ぶ鈴という意味があるので「神様を呼びます様に」との願いが込められてるとも聞く。
※『オセロ盤 角の隠されていた漢字』
1 蘿蔔(1級)6 繁縷(1級)27 草石蚕(準1級)32 菘