難読漢字『植物の名前』
1.懸鉤子
キイチゴ(木苺)
落葉低木の総称で、モミジイチゴ・カジイチゴ・クサイチゴ・ラズベリーなど。
2.罌粟
ケシ(芥子)
高さ約1.5メートルで葉は白みを帯び、縁にぎざぎざがあり、基部は茎を包む。
初夏、下を向いていたつぼみが上向き、大形の紅・紫・白色や絞りの4弁花を開く。
3.羅漢柏
アスナロ
日本特産で山地に生え、高さ10~30メートル。
樹皮は灰褐色で縦に裂け、葉はうろこ状。
5月ごろ、青色で楕円形の雄花と鱗片に覆われた雌花とをつける。
材は建築・土木・船舶などに利用される。
4.春紫菀
ハルジオン
全体がヒメジョオンに似ているが、茎は中空で、葉の基部は茎を抱き、5月ごろ開花する。
花は紅がかった白色で、つぼみの時は、うなだれている。
5.狗尾草
エノコログサ
ねこじゃらしの事。
6.未公開
7.篠懸
スズカケ
スズカケノキの別名。
8.芍薬
シャクヤク
葉は複葉で初夏、大形の紅・白色などのボタンに似た花を開く。
9.蔦
ツタ
吸盤のある巻きひげで木や岩に固着する。
葉は卵形で、三つに裂けており、秋に紅葉する。
10.葦
アシ
根茎は地中をはい、沼や川の岸に大群落をつくる。
高さは2~3メートルになり、茎は堅く、円柱形で、細長い葉が互生する。
11.柾
マサキ
海岸近くの山地に自生し、高さ約3メートルになり、枝は緑色。
葉は楕円形で質が厚く光沢がある。
12.樟
クスノキ(楠)
暖地に自生し、高さ約20メートルにもなり、長命である。
葉は卵形で表面につやがある。
13.山丹
ヒメユリ(姫百合)
山地に自生し、高さは約50センチで葉は広線形で互生する。
夏には、数個の赤い6弁花を上向きにつける。
14.牡丹
ボタン
高さ1~2メートルで葉は大きく、羽状複葉で、互生する。
5月ごろ、白・紅・紫・黄色などの大形の花が咲く。
花びらは5~8枚あるが、重弁や二段咲きなどさまざまな園芸品種があり、寒牡丹もある。
15.榊
サカキ
神棚に使う。
神事に用い、神社などによく植えられる。
16.橿
カシ(樫・櫧)
シラカシ・アカガシ・アラカシ・ウラジロガシなどの総称。
17.石蒜
ヒガンバナ(彼岸花)
土手や田の畦に生え、秋の彼岸のころ、高さ約30センチの花茎を伸ばす。
長い雄しべ・雌しべをもつ赤い6弁花を数個輪状につける。
18.黄葉
モミジ(紅葉、椛)
カエデの別名、または葉のこと。
19.椎
シイ
暖地に自生。葉は堅く楕円形で、表面はつやがあり、裏面に褐色毛をもつ。
初夏に開花し、実はどんぐり。
20.蕺
ドクダミ
日陰の湿地に生え、高さ15~35センチ。
全体に悪臭がある。
どくだみ茶
21.榠樝
カリン(花梨)
バラ科の落葉高木で高さ約8メートルにもなる。
樹皮は緑色を帯びた褐色で葉は卵形をしている。
22.天糸瓜
ヘチマ(糸瓜)
巻きひげで他に絡みつく。葉は手のひら状に浅く裂けていて、長い柄をもつ。
入浴時に使う、たわしになる。
23.南瓜
カボチャ
カボチャの煮つけ。
表面は固い。
24.榎
エノキ
ニレ科の落葉高木で高さ20メートルに達する。
葉は非相称の卵円形。
25.薊
アザミ
葉に多くの切れ込みやとげがあり、花は、多数の細い管状の紅紫色の小花からなる頭状花。
ノアザミ・フジアザミなど多くの種類がある。
26.蘚
コケ(苔)
コケ植物や、地衣類・シダ類、種子植物のごく小形のものなどの総称。
27.献歳菊
フクジュソウ
地に多く、高さ10~20センチで早春、黄色い花を1個開き、やがて茎が伸び、羽状に細かく切れ込む複葉を互生する。
盆栽にして正月の飾り物とする。
28.草鳥頭
トリカブト
高さ約1メートルで葉は手のひら状に深く裂けている。
秋、深紫色の冠状の花が集まって咲く。
また、ハナトリカブトなどを含め、トリカブト属の総称で塊根は猛毒であるが、漢方では神経痛・リウマチなどの鎮痛薬に用いる。
29.八仙花
アジサイ(紫陽花)
ガクアジサイから日本で改良された園芸品種。
30.忽布
ホップ
葉は卵形で3~5裂し、長い柄で対生する。雌雄異株で、夏に開花。
31.茱萸
グミ
ナワシログミ・ナツグミ・アキグミ・トウグミ・ツルグミなど。
32.土常山
アマチャ
山地に生え、高さ約70センチで夏、周囲に数個の装飾花をもつ花をつける。
葉は乾かすと甘みが出るので飲用にする。