難読漢字『野菜・果物の名前』
1.糸葱
アサツキ(浅葱)
地下茎はラッキョウに似ており、葉は淡緑色の筒状でネギに似ている。
食用として栽培される。
アサツキにはビタミンB1をはじめB2、B6、パントテン酸などが沢山含まれています。
ビタミンには栄養素を代謝吸収を高める働きがあり、身体に活力を与えてくれるでしょう。
2.蔘
ニンジン(人参)
葉は細かく裂け、根は太く、地中にまっすぐ伸び、黄橙色。
カロテンを含む代表的な野菜で、根のほか若葉も食用になる。
人参にはたくさんのカロテンが含まれています。
βカロテンは抗発ガン作用や免疫賦活作用があり、その他、体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、更には、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあると言われています。
3.蚕豆
ソラマメ(空豆)
種子を塩ゆでや煮豆のほか、味噌・醤油・あんなどの材料に、茎・葉は飼料や肥料にする。
ソラマメは、植物性たんぱく質に富んだ滋養食品です。
糖質・カロテン・ビタミンB1、B2、C、食物繊維などを含み、 ビタミンB1は糖質を分解して乳酸などの疲労物質を体に溜め込まないよう働くため、疲労感を和らげる効果を期待できます。
4.鰐梨
アボカド
熟すと果肉がバター状となり、生食される。
老化の防止、体内のデトックス、血液をサラサラにするなど様々な効果を期待できる食品です。
唯一の欠点は、高カロリーなので食べ過ぎには注意しましょう。
5.辣韭
ラッキョウ(薤、辣韭)
鱗茎を漬物にし、特有の香味がある。
カレーのお供に。
らっきょうには植物繊維の一種であるフルクタンが多く含まれており、整腸作用、脂肪吸収の抑制などの効果が期待できます。
さらに、らっきょうには水溶性食物繊維が含まれていて、ごぼうの約4倍です。
6.萵苣
レタス
野菜としてヨーロッパで古くから栽培され、日本には江戸時代末期に渡来した。
レタスサラダやレタスチャーハンなどにして食べる。
レタスは95%が水分で他の野菜に比べると、栄養素は少なめです。
主な栄養素としては、ビタミン、カリウム、食物繊維を含む野菜です。
7.赤茄子
トマト
実はやや平たい球状で赤く熟す。
トマトケチャップの原料や生食もできる。
トマトの主な栄養素として、リコピンがあり、リコピンの抗酸化力はビタミンEの100倍とも言われています。
他にも、β-カロテン・ビタミンC・ビタミンE、カリウムなどが含まれています。
8.木耳
キクラゲ
桑やニワトコの枯れ木に群生し、形が人の耳に似ており、茶色で寒天質。
乾燥すると縮み、軟骨質になる。
主に中華料理に用いられる。
キクラゲにはビタミンDが多く含まれており、そのの量は、食品の中でもトップクラスと言われています。
ビタミンDは、骨や歯を丈夫にしてくれる栄養素です。
9.青梗菜
チンゲンサイ
パクチョイの別名で特に、葉柄が緑色のものを指す。
チンゲンサイには、豊富なβ-カロテン、カリウム、カルシウムが含まれています。
また、ビタミンCも含まれており、風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果が期待できます。
10.水瓜
スイカ(西瓜)
果肉は水を多く含んで甘く、赤・黄などの色のものがある。
スイカに含まれる「シトルリン」という成分は、血液や血流を改善する効果があると言われており、スイカを食べると手足のむくみの改善が期待できます。
しかも、「シルトリン」は他の果物には、ほとんど含まれていない成分なので、むくみの気になる方は、スイカを食べてみてはいかがでしょうか?
11.葱頭
タマネギ(玉葱)
地下の鱗茎は球形または偏球形で、刺激性の匂いをもち、生食や炒め物として食べる。
タマネギは「ビタミンB1」が豊富で、疲労回復効果を期待できます。
犬に与えると、貧血を引き起こす中毒症状が出る事があるので、与えないように中止しましょう。
また、犬小屋にぶらさげておくと、犬の体調不良を引き起こす恐れがありますので、注意が必要です。
12.無花果
イチジク
熟すと暗紫色になり、甘く、生食やジャムなどにして食べる。
いちじくには、ビタミンB群やカリウムの他にも、カルシウムや鉄分、亜鉛などのミネラル分がバランスよく含まれています。
その豊富な栄養素から「不老不死の果物」とも呼ばれるほど。
13.鳳梨
パイナップル
果実は六角形の実の集まった松かさ状の楕円体になり、黄色に熟す。
芳香があり甘く、おいしいが食べ過ぎると、口の中がしびれる。
パイナップルには、不溶性食物繊維を豊富に含んでおり、腸の健康維持を期待できます。
14.蓬
ヨモギ(艾)
若葉を摘み、草餅などを作り、餅草とも呼ばれている。
漢方では止血などに用いられ、葉の裏の毛をもぐさにする。
よもぎには、酵素、葉緑素、食物繊維、ビタミン類、ミネラル類などの栄養素が豊富に含まれています。
15.独活
ウド
山野に生え、高さ約1.5メートルほどで、茎は太く、葉は羽状複葉で、互生する。
夏、薄緑色の雄花と雌花とが球状につく。
若芽は柔らかく、香りがあり、食用になり、栽培もされる。
ウドには、ビタミンCやミネラルなどの栄養成分を含んでいます。
また、体内の余分なナトリウムを排出し、血圧の上昇を抑えるはたらきがあるカリウムが多めに含まれています。
16.甘橙
オレンジ
厳密にいうと「みかん」とは違い、バレンシアオレンジ・ネーブルなど。
オレンジには、言わずもがな「ビタミンC」が多く含まれています。
ビタミンCは、粘膜を保護したり、肌の色つやを整え、体の免疫力を上げる効果が期待できます。
17.菠薐草
ホウレンソウ
品種が多く、葉に切れ込みのある東洋種とない西洋種とに分けられる。
ポパイが食べるとパワーアップする。
お浸しやバター炒め等にして食べる。
ほうれん草に含まれているβ-タカロテンは抗発ガン作用や免疫賦活作用があります。
また、体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きを期待できます。
18.牛蒡
ゴボウ
根は食用でゴボウサラダ、きんぴらごぼうなど。
種子は、漢方で浮腫などの治療薬になる。
ごぼうは、食物繊維が多く含まれているので、便秘改善の効果を期待できます。
19.石榴
ザクロ(柘榴)
葉は長楕円形をしており、6月ごろ、筒形で多肉質の萼をもつ橙赤色の花をつける。
果実は球形で、紫紅色に熟すと裂けて種子が現れる。
果実の外種皮を食用に、また樹皮を駆虫薬に用いる。
ザクロには、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、葉酸、ビタミンC、カリウム、亜鉛などを豊富に含んでいます。
20.薇
ゼンマイ(紫萁)
若い葉は食用で、ぜんまいわらび。
ゼンマイには豊富な不溶性食物繊維が豊富に含まれており、腸の働きを活性化させます。
他にも「ビタミンB1」「ビタミンB2」が含まれています。
21.香菜
パクチー
実を香料や薬用に、若葉を食用にする。
サラダに用いるが、香りが強くクセが強い。
パクチーには、食物繊維、カリウム、鉄、カロテン、ビタミンC・E・K、カルシウム、βカロテンが含まれています。
22.蕗
フキ(苳、款冬、菜蕗)
地下を長い根茎が横に走り、早春、蕗の薹とよぶ若い花茎を出し、頭状花が開くにつれて花茎を伸ばす。
フキには、カリウムが比較的多く含まれており、食物繊維も含まれています。
23.壬生菜
ミブナ
葉はへら形で縁に切れ込みがなく、香気と辛味があり、漬物にする。
京都市壬生地方で古くから栽培。
ミブナの栄養素は、カロテン、ビタミンC、カリウム、鉄分が含まれています。
24.山葵
ワサビ
すりおろすと酵素が働いて鼻につんとくる香気と辛味を生じ、刺身・そば・握りずしなどに用いられる。
ワサビには、カリウム、カルシウム、リン、ビタミンC、ビタミンB1が含まれています。
リンはカルシウムと同様に、骨や歯を形成する他、細胞の浸透圧を保つ働きがあると言われています。
25.玉蜀黍
トウモロコシ
種子は扁円形で、でんぷんが多く含まれ、食用および飼料にする。
トウモロコシは、炭水化物の他、ビタミンB1、B2、E、リノール酸、食物繊維、カルシウム、マグネシウムなどの各種ミネラルをバランスよく含んでおり、栄養豊富な食品です。
26.竜髭菜
アスパラガス
葉はうろこ状で、茎が伸びると脱落する。
主茎から多数の枝を出し、さらに節に細い葉のような枝が数個集まってつく。
アスパラガスには、アスパラギン酸やルチンが豊富に含まれています。
アスパラギン酸は、アミノ酸の一種で、筋肉疲労時にたまった乳酸をエネルギーに変える働きがあります。
ルチンは、抗酸化作用を持つポリフェノールの一種で、老化した毛細血管に弾力を与え、強くする働きがあると言われています。
27.大芥菜
タカナ(高菜)
カラシナの栽培品種で辛みがあって、漬け物にする。
高菜の辛味成分は「イソチオシアン酸アリル」で、食欲を増進させ、味にアクセントをつけてくれます。
また、βカロテンが豊富に含まれており、活性酸素を抑え動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病から守る働きの他、皮膚や粘膜の細胞を正常に保ち、免疫機能を高める働きを期待できます。
更には、ビタミンCをはじめビタミンB類をバランスよく含んでおり、他の健康効果を期待する事ができます。
28.旱芹菜
パセリ(和蘭芹、旱芹)
特有の香りがあり、葉は複葉で、細かく裂けている。
2年目に淡黄緑色の小花が咲く。
パセリには、鉄、カリウム、ビタミンK、ビタミンCが豊富に含まれています。
特にビタミンCの含有量は、野菜の中でもトップクラスと言われています。
29.陸蓮根
オクラ
実は角状で、若いものを食用にする。
ネバネバ系、オクラ納豆など。
オクラには、ガラクタン、アラバン、ペクチンの食物繊維が豊富に含まれています。
ペクチンは、整腸作用を促しコレストロールを排出する作用や便秘を防ぎ大腸ガンを予防する効果があると言われています。
他にも、βカロテン、カリウム、カルシウムが豊富に含まれています。
30.花椰菜
カリフラワー
春、花が咲く前に、白いつぼみの球状の集まりを収穫し、食用にする。
カリフラワーには、ビタミンCとカリウムが豊富に含まれています。
31.豌豆豆
エンドウマメ
エンドウの種子。
エンドウ豆には、ビタミンB1、B2が豊富に含まれています。
また、必須アミノ酸のリジンも含んでおり、髪に良い効果をもたらすと言われている栄養素です。
32.玉菜
キャベツ
葉は肉厚で幅広く、重なり合って大きな球になる。
キャベツの千切りなど。
キャベツには、ビタミンC、ビタミンKが豊富に含まれています。
ビタミンCは風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果が期待される栄養素で、ビタミンKは血液の凝固促進や骨の形成に貢献する栄養素です。