難読漢字『小学校で習う漢字』
1.若気る
にやける
にやにやする。
口元がゆるんで笑顔になる。
「薄笑いを浮かべている」の意味で使う人が多い。
2.白らか
あきらか
明るい、はっきりしている、明白
しららかとも読み「色が非常に白く、はっきりしている」という意味で使われる
3.右ける
たすける
「左ける」も、たすけると読みます。
他に『たすける』と読む漢字はいくつもあるようです。
助ける、佐ける、扶ける、輔ける、援ける、丞ける
4.礼う
うやまう
「敬う」とも書く。
礼儀をつくすこと。
5.号ぶ
さけぶ
「叫ぶ」とも書く。
大きな声を出す事。
6.一寸
ちょっと
「鳥渡」とも書く。
数量、時間、程度などが少しである事。
7.校べる
くらべる
他のものと比較して調べ合わせる事。
8.準える
なぞらえる
「准える」「擬える」とも書く。
まねて作る事。
または、類似のものと比較して、仮にそれとみなす。
9.総て
すべて
「全て」「凡て」とも書く。
ある物や、ある事の全部、いっさい。
10.楽でる
かなでる
「奏でる」とも書く。
弦楽器を演奏する時に使われる言葉。
三味線をかなでる。
11.確と
しかと
「聢と」とも書く。
確実でまちがいのない事。
しかと承る。
12.対える
こたえる
「応える」とも書く。
相手からの問いかけに応じて言葉を返す。
「答える」は、問いに返事をする時に使われる。
13.原す
ゆるす
罪をゆるす時につかわれる。
14.以って
もって
「以て」とも書く。
「っ」が無くても「もって」と読む。
意味は、色々あり「~~をもって」の形で格助詞のように使う事が多い。
手段、方法…誠意をもって交渉する
事の行われる時…7月20日をもって海の日とする
区切り、限界…これをもって終了とさせていただく
言葉の語調を強める…まこともって残念だ
15.損ねる
そこねる
人の気持ちを傷つける。
からだの調子を悪くする。
16.両つ
ふたつ
「兩つ」とも書く。
二つで一つの組み、二個で対をなすもの、または、対をなしているもの。
17.用き
はたらき
必要にこたえる働きのあること。
役に立つこと。
または、使い道、用途。
18.長ける
たける
「闌ける」とも書く。
ある方面に優れていること。
または、盛りの時期、状態になる、たけなわになる。
19.亡びる
ほろびる
「滅びる」とも書く。
「絶えてなくなる」「滅びる」「滅亡する」などの意味をもつ。
20.主る
つかさどる
同じ「つかさどる」と読みますが使いどころが違うようで難しいですね。
「主る」…中心になって働くという意味をもち、中国医学で「血脈を主る」「肺は気を主る」などと使われる。
「司る」…管理する、支配する、担当するという意味をもち、「ゼウスは天候を司る神様だ」などと使われる。
「掌る」…とりあつかうという意味をもち、「記憶を掌る海馬」などと使われる。
「宰る」…きりもりするという意味をもち、「パワーを宰る動力はエンジンだ」などと使われる。
21.首め
はじめ
物事の始まり、最初、先頭、最上位。
用例:社長を首め全員が会議に出席した
22.則る
のっとる
基準として従う、手本とすること。
23.識す
しるす
「記す」「誌す」とも書く。
文字や文章などを書きつける、書きとめる、記録する。
24.思しい
おぼしい
「覚しい」とも書く。
こうありたいと望まれる、希望している。
25.勤しむ
いそしむ
熱心につとめ励む、精を出す。
26.精しい
くわしい
「詳しい」「委しい」とも書く。
細かいところまで注意や調査などがよく行き渡っている、詳細である。
細部までよく知っている、精通している。
27.徒ならぬ
ただならぬ
「啻ならぬ」とも書く。
普通ではない、ただごとではない。
28.週る
まわる
「めぐる」とも読み、ひとまわりするという意味を持つ。
29.北く
そむく
「背く」「叛く」とも書く。
取り決めたことや目上の人の考え・命令などに従わずに反抗したり反対したりする。
さからう、謀反、歯向かう。
30.帰ぐ
とつぐ
「嫁ぐ」とも書く。
よめに行く。
31.野しい
いやしい
「卑しい」「賤しい」とも書く。
地位が低い、品位に欠ける、貧しい、みすぼらしい、取るに足りない。
32.素面
しらふ
「白面」とも書く。
酒に酔っていない、普通の状態。