【魚へんの漢字まとめ】東大王 難読漢字 番外編

  • 2020年10月20日
  • 2020年11月25日
  • 東大王
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『魚へんの漢字』あ行(あ~お)

1、魭
アオウミガメ

ウミガメ科のカメで甲長約1メートルもあり、背面は青みがかった暗褐色、腹面は淡黄色をしている。
暖海に広く分布している。

2、鯏
アサリ・ウグイ

マルスダレガイ科の二枚貝で淡水の流れ込む浅海の砂泥地に住む。
殻長約4センチ、殻表は粗い布目状で、模様は変化に富む。

3、鯘
アザレ

魚が腐敗すること。

4、鯵・鰺
アジ

スズキ目アジ科の海水魚の総称で側線に沿ってぜんごとよぶ硬い鱗がある。
マアジ・シマアジ・ムロアジ・カイワリなどがあるが、一般的には「マアジ」を指す。

5、鮩
アミ

アミ小型の甲殻類でアミ目 Mysidaに属する小型甲殻類。
広義には、ロフォガスター目 Lophogastrida をも含む。
姿見た目は小型のエビなどに似ているような ものも多く、ハサミがない。

6、鯇・鰀
アメノウオ

ビワマスの別名で、サケ科の淡水魚。

7、鮎
アユ

サケ目アユ科の淡水魚で全長20~30センチ。
体は細長く紡錘形で、脂びれをもち、背側は緑褐色、腹部は銀白色、胸びれ上方に黄金色の斑紋がある。
秋、川の中流域で産卵する。
稚魚は海へ下って越冬し、春、川を上り、藻類を食べて成長する。

8、𩺊
アラ

スズキ科の海水魚で全長約1メートル。
体色は紫がかった灰色をしており、北海道以南の日本各地、および中国・フィリピンのやや深海に住んでいる。

9、鮑
アワビ

ミミガイ科の巻き貝のうち、マダカアワビ・クロアワビ・メガイアワビ・エゾアワビの総称。
貝殻は平たい楕円形で、殻口が大きいために二枚貝の片側だけのように見える。
殻径10~20センチで殻の外面は褐色で呼吸孔が並ぶ。

10、鰒
アワビ・フグ

「巻貝の一種」のアワビと「フグ科の海魚」両方の読み方がある。

11、鮟
アンコウ

アンコウ目アンコウ科の海水魚の総称でキアンコウとクツアンコウの2種が存在する。
全長約1メートル。
大きな口をもち、体は縦扁し、丸く、尾は小さい。
骨は軟骨が多く、肉は弾力に富む。上唇の上部にある細長い突起を動かして小魚を誘い寄せて捕食する。
日本の沿岸の海底に住む。
冬は鍋料理にして食べる。
肝臓は特に美味(アンキモ)

12、魷・鰞・鰂
イカ

コウイカ目とツツイカ目の頭足類の総称で胴は円筒状の外套膜に包まれ、先に幅広のひれがある。
10本の腕をもち、特に長い2本は捕食などに用い、敵にあうと墨を出して逃げる。
コウイカ類は石灰質の甲を、ツツイカ類は膠質の軟甲をもつ。
すべて海産で食用となるものが多く、干したものは「するめ」という。

13、鮻
イサギ

スズキ目イサキ科の海水魚で全長約40センチ。
体はやや細長い楕円形で側扁する。
体色は緑褐色を帯び、幼期には体側に3本の黄褐色の縦縞がある。
本州中部以南の沿岸に産し、夏季に美味。

14、魦・鱊
イサザ・イサダ

ハゼ科の淡水魚で全長8センチくらい。
琵琶湖特産で、主に秋、いさざ網とよぶ底引き網で漁獲し、鮨や飴煮などにする。

15、鰵
イシモチ

しろぐちの別名で、ニベ科の海水魚。
全長約40センチに達し、銀白色の光沢がある。
頭部に大きな耳石をもつ。
かまぼこの材料になる。

16、鯆
イルカ

クジラ目の哺乳類のうち、小形のハクジラ類の総称で体長1~5メートル、体形は紡錘状、口の先がくちばし状で、背びれのあるものが多い。
マイルカ・カマイルカ・バンドウイルカなど大部分が海洋性であるが、カワイルカなど淡水にすむものもある。
多くは群れをなして泳ぎ、魚類を主食とし、知能が高い。

17、鰛・鰮・鰯
イワシ

ニシン科のマイワシ・ウルメイワシやカタクチイワシ科のカタクチイワシなどの海水魚の総称で一般的にはマイワシの事を指す。
暖流に乗って回遊し、産卵期には近海に集まる。
食用のほか、油の抽出、肥料、飼料になる。
稚魚は、しらす。

18、鮇
イワナ

サケ科イワナ属の淡水魚で山間の渓流にすむ。
日本産淡水魚の中で最も冷たい水を好み、ヤマメよりさらに上流にいる。
全長約30センチ、暗褐色で多くの小朱点があり、体側に小判形の横斑が出る。

19、鷠

ウ科の海鳥の総称

20、鯎
ウグイ

コイ科の淡水魚で全長約30センチ。
うろこは細かく、背部は暗緑褐色、腹部は銀白色。春から初夏の繁殖期には、雌雄とも体側に3本の赤色縦帯の婚姻色を現す。
河川や湖にすみ、地方によっては海に入る。
食用になる。

21、鰻
ウナギ

ウナギ目ウナギ科の魚で体は円筒形で細長く、腹びれがない。
体表は粘液で覆われぬるぬるしており、夜行性。
深海で産卵し、稚魚は回遊しながら柳葉状のレプトセファルス幼生期を経てシラスウナギとなり、淡水域に入って成長する。
ニホンウナギ・ヨーロッパウナギ・アメリカウナギ・オオウナギなど世界に18種が知られる。
日本では、北海道以南の内湾、河川・池沼に分布。
肉は脂肪に富み、美味で、特にかば焼きにして賞味する。

22、魿
ウネル・ウロコ

うねる…曲がりくねること。

うろこ…動物の体を覆って保護する硬い薄片、また魚類では真皮から形成されたもの。

23、鱗
ウロコ

動物の体を覆って保護する硬い薄片、また魚類では真皮から形成されたもの。

24、鱁
ウルカ

鮎のはらわたや卵を塩漬けにした食品。

25、鱏・鰩・鱝
エイ

エイ目の軟骨魚類の総称で体は扁平で、ひし形ないし円形をし、尾は細長い。
目は背面にあり、口とえらあなとは腹面に開く。
えらあなは五対または六対あり、大部分は海産であるが淡水にすむものもある。
卵生、または卵胎生。世界に約350種、日本近海にはアカエイ・イトマキエイ・シビレエイなど約50種が分布する。

26、鮧・鱛
エソ

ハダカイワシ目エソ科の海水魚の総称でアカエソ・オキエソなどがあるが、一般的にはマエソを指す。
マエソは全長約30センチで体は細長く円筒状で、背部は黄褐色、腹面は白色。
南日本に多く、浅海底に住む。
かまぼこの原料になる。

27、鮆
えつ

カタクチイワシ科の海水魚で全長約30センチ。
体は長く、尾部に向かって細くなる。
背が暗青色、側面が銀白色。

28、魵・鰕
エビ

十脚目長尾亜目の甲殻類の総称で海水または淡水に住む。
体は頭胸部と腹部に区別され、頭胸部は1枚の甲殻で覆われ、二対の触角、五対の歩脚をもつ。
腹部は7節からなり、五対の遊泳脚がある。
歩行するイセエビ・ザリガニ、遊泳するクルマエビ・サクラエビ・シバエビなどがある。
食用、魚類のえさとして重要な役割をもつ。

29、鰓
エラ

水中にすむ動物の呼吸器のこと。

30、魞
エリ

細長い袋状に竹簀を立てて魚をとる装置で川や湖沼の魚の通路にしかけて使用する。

31、鰲
オオガメ

おおがめ、おおうみがめ、仙山を背負うと言われる亀などの意味をもつ。

32、鰧
オコゼ

オニオコゼの別名でハオコゼ・ダルマオコゼなどを含めて言う事もあり、一般に頭は凹凸が激しく、背びれのとげが強大で、奇異な姿をしている。

33、鯿
オシキウオ

コイ科の淡水魚トガリヒラウオのことを指し、平たい姿をした、中国にいる淡水魚。
形は、フナの姿を縦に広げたようで、 原産は中国。
日本にも、霞ヶ浦などで 確認されている。

34、魯
オロカ

愚鈍な生き物である魚の物言いのことと説文解字等に説かれる所であり、論語にも、弟子の欠点を並べる箇所で「魯なり」とある。
愚か、鈍い、大雑把などを指す言葉。

『魚へんの漢字』か行(か~こ)

35、鮰
カイ

鱗の無い魚のこと。

36、鰄
カイラギ

サメ類の背の中央部分の皮を言い、硬い粒状の梅花の形をした突起があり、刀剣の鞘・柄などの装飾に用いる。
また、その皮で装飾された刀、さめかわ。

37、鮖
カジカ

カサゴ目カジカ科の淡水魚で全長約15センチ。
体はハゼに似るが、うろこがない。
体色は暗灰色で、背面に5本の暗色横帯がある。
主に本州・九州に分布し、水の清澄な河川に住む。
食用で美味。
同科には、ヤマノカミ・カマキリなども含まれる。

38、鰍
カジカ・ドジョウ

カジカ…37を参照

ドジョウ…コイ目ドジョウ科の淡水魚で小川や田などに住み、冬は泥に潜る。
全長約20センチにもなり、体は細長い筒形で尾部は側扁し、背側は緑褐色、腹側は淡黄褐色で、口ひげは五対。
うろこは細かく、厚い粘液層で覆われ、補助的に腸呼吸を行う。
柳川鍋やどじょう汁などにして食べる。

39、鯑
カズノコ

ニシンの卵巣を塩漬けにしたり乾燥させたりした食品。

40、鮦・鰹
カツオ

サバ科の海水魚で全長約1メートル。
体は紡錘形。背部は暗青紫色、腹部は銀白色で、死後に青黒色の縦縞が現れる。
世界の温・熱帯海に分布し、季節的に回遊。
日本には3~4月に南岸に近づき、5~6月に黒潮に乗って北上、7~8月に三陸沖に達し、秋には南下。
さお釣り漁法で漁獲し、たたきとして賞味するほか、煮物・かつお節・缶詰などに利用される。

41、鯟
カド

ニシンのことで、カドイワシとも言う。

42、鱟
カブトガニ

剣尾綱カブトガニ科の節足動物の総称でカニではなく、クモ類の近縁。
古生代からの現存種で、生きた化石といわれる。
全長約60センチ。

43、魳
カマス

スズキ目カマス科の海水魚の総称で体は長紡錘形で、吻が突出し、強い歯をもつ。
本州の中部以南ではアカカマスのほか、ヤマトカマス・アオカマスを産する。
全長50センチ以下で、干物にして賞味。
南方には全長1.8メートルに及ぶオニカマスなども分布。

44、鱲
カラスミ

ボラの卵巣を塩漬けにし、塩抜きして圧搾・乾燥した食品。

45、魪・鰈・鰨
カレイ

カレイ目カレイ科の海水魚の総称で体は楕円形で、側扁が著しい。
頭部が右にねじれ、両眼が体の右側にあり、背びれとしりびれが体に沿って長い。
有眼側は砂泥に似た褐色、無眼側は白色。
海底に有眼側を上にして横たわる。
マガレイ・イシガレイ・マコガレイ・ムシガレイなど食用になる。

46、鮍
カワハギ

フグ目カワハギ科の海水魚で全長約25センチ。
体は菱形で著しく側扁する。
背びれと腹びれにとげをもち、口は小さく、歯がある。
体色は黄灰色に暗褐色の斑紋が散在する。
本州中部以南に産し、美味。皮をむいてから調理する。
同科にはアミメハギ・ウマヅラハギなども含まれる。

47、鱨
ギギ

ナマズ目ギギ科の淡水魚で全長約30センチ。
体は長く、口のひげが8本ある。
脂びれをもち、尾びれは後縁中央が切れ込む。
体色は黄色で暗灰褐色の斑紋がある。
背びれと胸びれにとげがあり、刺されると痛む。
胸びれを動かしてギーギーと音を立てるところから、この名がついたと言われている。

48、鱚
キス

スズキ目キス科の海水魚で沿岸の砂泥底に住む。
全長約30センチ、体は細長く、前方は筒形、後方は側扁する。
背側は淡黄灰色で、腹側は白い。
北海道以南に産し、シロギスとも呼ぶ。
近縁にはホシギス・アオギスなどがある。

49、鱜
キョウ

「鱫鱜(アイキョウ)」で使われている『鱜(キョウ)』の文字。
鱫鱜とは、魚の名の事で、越年した鮎、または、子持ちの鮎を塩漬けにした食品の事を言う。

50、鮾
クサル

魚などが腐敗すること。

51、鯢・鯨
クジラ

クジラ目の哺乳類の総称で76種に分類される。
世界の海洋や一部の大河川に分布する。
一般に体長4メートル以下の小形種をイルカとよぶ。
体は魚型で前肢はひれ状、後肢は退化し、尾は水平に広がった尾びれとなっている。
肺呼吸する際、吐く息とともに付近の水を吹き上げ、潮吹きとよばれる。

52、鯉・鯪・鱣
コイ

コイ目コイ科の淡水魚で全長約60センチ。
体は長い筒形で背から腹へかけての幅が広く、長短二対の口ひげがある。
野生種は、背部が蒼褐色、側面から腹部が黄褐色で光沢がある。
平野部の河川・湖沼に住む。
食用・観賞用に広く飼養され、ドイツゴイ・ニシキゴイ・ヒゴイなど多くの品種がある。

53、鱇
コウ

鮟鱇「アンコウ」等の意味をもっている漢字。

54、魥
コガメ・コチ

コガメ…すっぽんの事。

コチ…マゴチの事。

55、鯒
コチ

マゴチの事。

56、鮗・鰶・鰽
コノシロ

ニシン目ニシン科の海水魚で全長約25センチ。
体は紡錘形で側扁する。
背側が青色で数列の黒点が並び、肩部に黒斑が一つある。
背びれの後端が長く伸びている。
本州中部以南の沿岸に産し、食用になる。

57、鱓・鱔
ゴマメ

カタクチイワシを干したもの。

58、鮔・鮴
ゴリ

カジカ科の魚類の総称もしくは、カジカの事。

59、鯀・鯤
コン

中国古代に描かれた実際には存在しない空想上の魚。

『魚へんの漢字』さ行(さ~そ)

60、魫
サカナノコ

魚卵、または、卵巣を言う。
いくら、たらこ、とびこ、かずのこ、からすみ等。

61、鮏・鮭・鯹・鱖
サケ

サケ目サケ科の海水魚で全長約1メートル。
体は長い紡錘形で側扁し、尾びれ近くに脂びれがある。
背側は暗青色、腹側は銀白色。
北太平洋を広く回遊し、河川に上って産卵する。
産卵期の雄は吻が鉤状に曲がるので、俗に鼻曲がりとよばれる。
肉は淡紅色で美味であり、卵は筋子・イクラとして賞味される。

62、鯖・鮄
サバ

スズキ目サバ科の海水魚、マサバとゴマサバの総称。
体は紡錘形でやや側扁し、背びれ・尻びれの後方に小さなひれがいくつか並ぶ。
世界に広く分布し、代表的な食用魚。

63、鮫
サメ

サメ目の軟骨魚の総称で体は細長く、背びれは通常2基あり、尾びれは上葉が長い。
口は頭の下面にあり、えらあなは体側に5~7対並ぶ。
歯は常に新しいものが生えかわる。

64、鱵
サヨリ

ダツ目サヨリ科の海水魚で全長約40センチ。
体は細長く、下あごが突き出し、先が赤い。背部は青緑色、腹側は銀白色。沿岸の表層にすみ、汽水域にも入る。
刺身、吸い物種とされる。

65、鰆
サワラ

サバ科の海水魚で全長約1メートル。
体は細長い紡錘形で、背面は淡灰青色、腹面は銀白色。
沿岸に広く分布。冬から春にかけて特に美味。

66、鱪・鱰
シイラ

スズキ目シイラ科の海水魚で全長約1.5メートル。
体は細長く、著しく側扁し、雄は前額が大きく隆起している。
体色は青緑色でるり色の小点が散在する。
暖海に分布し、夏に美味。

67、鯱
シャチ

マイルカ科の哺乳類で体長約7メートルのハクジラ。
背は黒色、腹は白色。雄の背びれは大きく、直立する。
性質は獰猛で、イカ・魚類のほかアザラシ・アシカ・イルカ類、時には群れで鯨などを襲う。

68、鱐
シャチホコ

空想上の、魚に似た海獣。
城などの屋根の両端につける、空想上のシャチホコを型取った金属製・瓦製などの飾り物。

69、鮊
シラウオ

サケ目シラウオ科の海水魚で内湾にすみ2~4月に川を上って産卵する。
全長約10センチで体は細長く、頭部が扁平で胴から尾にかけて側扁し、腹面に2列の黒点が並ぶ。

70、鮼
シン

魚の名前?
この漢字を含んだ熟語や明確な意味はみつからず。

71、鯳
スケトウダラ

タラ科の海水魚で全長約80センチ。
体はマダラに似るが細長く、下あごのひげは短い。
背から側面に濃褐色の不定形斑がある。
北太平洋・日本海に多い。
塩干し・練り製品・魚粉などに加工。卵巣の塩漬けは、たらこ、めんたい。

72、鮓・鮨
スシ

酢で調味した飯に、生、または塩や酢をふりかけた魚などの具を配した料理。
握りずし・散らしずし・蒸しずしなど。

73、鱸
スズキ

スズキ目スズキ科の海水魚で全長約90センチ。
体は細長く、側扁する。
背側は灰青色で、腹側は銀白色。
幼魚には背部と背びれとに小黒点がある。
北海道以南から東シナ海に産し、夏季には河川に入る。
出世魚の一で、セイゴ・フッコ・スズキと呼び名が変わる。

74、鱉
スッポン

カメ目スッポン科の爬虫 類で淡水産のカメで甲長約35センチ。
甲はほぼ円形で軟らかく、暗青灰色。
くびが長く、吻部は管状。
あごの力が強く、よくかみつく。

75、鯐
スバシリ

ボラの幼魚。

76、鯣・鰑
スルメ

イカの胴を縦に切り開き、内臓を取り去って干した食品。

77、鮬
セイゴ

スズキの幼魚で、全長約20センチの当歳魚または2歳魚の呼び名。

78、鮮・鱄・鱻
セン

新鮮、新しい、活魚、少ない等の意味をもつ漢字。

『魚へんの漢字』た行(た~と)

79、鮉・鯛
タイ

スズキ目タイ科の海水魚の総称で体は楕円形で著しく側扁し、多くは淡紅色。
脂肪が少ないので味が落ちにくく、縄文時代からすでに食用にされている。
姿が美しく「めでたい」に通じるところから縁起のよい魚とされ、祝い膳に尾頭つきで用いられることが多い。
マダイ・キダイ・チダイやクロダイ・ヘダイなどがあるが、主にマダイを指す。

80、鰖
タカベ

スズキ目の海魚で全長約20センチメートル。
体は長楕円形でやや側扁する。
背側は青緑色の地に幅広い黄色の縦帯が走り、腹側は淡い灰色をしている。

81、鮹・鱆
タコ

頭足綱八腕目の軟体動物の総称で卵円形の頭状のところが胴で、内臓が収まっており、口状の漏斗からは墨・水・排泄物などを出す。
頭は目のあるところで、口を俗にからすとんびといい、その下に8本の腕をもつ。
腕には吸盤があるが、イカと異なりいぼ状である。
すべて海産で、肉食性。日本にはマダコ・イイダコ・ミズダコなどが分布し、食用にする。

82、魛
タチウオ・エツ

タチウオ…スズキ目タチウオ科の海水魚で全長約1.5メートル。
体は細長く側扁が著しい。
尾端は糸状で歯は鋭い。
体表はうろこがなくてグアニンで覆われ、銀白色。
海中では頭を上にして、直立している。

エツ…ニシン目・カタクチイワシ科に分類される魚の一種。
東アジアの汽水域に生息する魚で、食用になる。

83、魣・鰱・鱮
タナゴ

コイ科タナゴ亜科の淡水魚で全長約10センチ。
体は細長く、一対の口ひげは短く、背部は暗褐色、他は銀白色。産卵期の雄は背部から腹部にかけ青緑色から淡桃色、黒色に変わる婚姻色を示す。
関東・東北地方の平野部の川や沼にすむ。
食用になる。

84、鱈
タラ

タラ目タラ科の魚の総称であごに1本のひげがあり、背びれは三つ、しりびれは二つある。
日本近海にはマダラ・スケトウダラ・コマイを産する。

85、鰔
タラ・カレイ

タラ…84を参照

カレイ…カレイ目カレイ科の海水魚の総称で体は楕円形で、側扁が著しい。
頭部が右にねじれ、両眼が体の右側にあり、背びれとしりびれが体に沿って長い。
有眼側は砂泥に似た褐色、無眼側は白色。
海底に有眼側を上にして横たわる。
マガレイ・イシガレイ・マコガレイ・ムシガレイなど。
食用になる。

86、鱅
チチカブリ

コイ科の淡水魚でこのしろの事をいう。

87、鱘
チョウザメ

チョウザメ目チョウザメ科の魚の総称でサメと名はつくが軟骨魚ではなくて硬骨魚。
体は円筒形で吻が突き出ており、口の下に4本のひげが横に並ぶ。
体には縦に5本、菱形の硬鱗の列がある。
海産・淡水産どちらもあるが、産卵は淡水で行うため川を上る。
すべて北半球に分布し、卵の塩漬けはキャビアといい珍重される。

88、鰢
ツクラ

エビのこと。

89、鯯
ツナシ

コノシロの幼魚の古名のこと。

90、鯲・鰌・鱃
ドジョウ

コイ目ドジョウ科の淡水魚で小川や田などに住み、冬は泥に潜る。
全長約20センチにもなり、体は細長い筒形で尾部は側扁し、背側は緑褐色、腹側は淡黄褐色で、口ひげは五対。
うろこは細かく、厚い粘液層で覆われ、補助的に腸呼吸を行う。
柳川鍋やどじょう汁などにして食べる。

91、魹
トド

アシカ科の哺乳類で雄は体長約4メートル、体重1トンに達する。
体は黒褐色で、頭の幅が広くて後頭部が低く、ひげがある。
繁殖期には1頭の雄が多数の雌を従える。
太平洋北部で繁殖し、冬に北海道などでもみられる。

『魚へんの漢字』な行(な~の)

92、魸・鱠
ナマス

古くは、魚・貝・獣などの生肉を細かく刻んだもの。
のちに、魚・貝や野菜などを刻んで生のまま調味酢であえた料理をさす。

93、鰋・鮀・鯰
ナマズ

ナマズ目ナマズ科の淡水魚で流れの緩やかな川や湖沼の泥底に住み、全長約50センチ。
頭部は縦扁するが尾部は側扁し、鱗はない。
口ひげは4本ある。体色は暗褐色または緑褐色で、雲形斑紋のあることが多い。
夜行性。東アジアに分布する。
食用になる。
近縁種に琵琶湖特産のビワコオオナマズ・イワトコナマズがある。

94、鮷
ナマズ・スケソウ

ナマズは、93参照。

スケソウは、スケソウダラの事かどうかは不明。

95、鯡・鰊・鰜
ニシン

ニシン目ニシン科の海水魚で全長約30センチ。
体は長く、マイワシに似るが体側に黒点がない。
北太平洋に広く分布し、沖合を回遊。春季、産卵のために群れをなして接岸する。
食用になり、卵は数の子と呼ばれる。

96、鮸
ニベ

スズキ目ニベ科の海水魚で全長約70センチ。
体は長楕円形で側扁し、体色は淡灰青色、うろこの列に沿って暗褐色の斜線が走る。
耳石が大きく、浮き袋がよく発達し、筋肉で振動させて発音する。
松島湾以南の浅海の泥底に住む。
練り製品の原料として使われる。

97、鯁
ノギ

のどに刺さる小さい魚の骨の事。

『魚へんの漢字』は行(は~ほ)

98、鰣
ハス

コイ科の淡水魚で全長約30センチ。
オイカワに似ているが、口が「へ」の字形で大きく、小魚や昆虫を捕食する。
琵琶湖の淀川水系、福井県の三方湖、木曽川・利根川水系などに生息し食用になる。

99、鯊
ハゼ

スズキ目ハゼ亜目の魚の総称で淡水・河口から潮間帯・沿岸まで分布し、水底に住む。
多くは全長約20センチ程度で体は細長く、目が頭上部に並び、左右の腹びれが癒合して杯状をなすものが多い。

100、鰰・鱩
ハタハタ

スズキ目ハタハタ科の海水魚で全長約20センチ。
体はやや細長く側扁し、口が大きく、鱗はない。
北太平洋と日本海の深海に分布し、11月下旬から12月にかけて産卵のため沿岸の藻場に押し寄せる。
秋田・山形沿岸でこの時期に漁獲される。
淡泊な味で、ぶりことよぶ卵塊とともに食用にされる。

101、鮚
ハマグリ

マルスダレガイ科の二枚貝で内湾の砂泥地に住み、殻は丸みのある三角形で、殻長8センチくらい。
殻表は滑らかで、黄褐色に褐色や紫色の模様のあるものが多い。
北海道南部より南に分布する。

102、魬
ハマチ・カレイ

ハマチ…ブリの若魚で全長20~40センチのものをいう。
関東では大きさに関係なくブリの養殖ものをいう。

カレイ…カレイ目カレイ科の海水魚の総称で体は楕円形で、側扁が著しい。
頭部が右にねじれ、両眼が体の右側にあり、背びれとしりびれが体に沿って長い。
有眼側は砂泥に似た褐色、無眼側は白色をしており、海底に有眼側を上にして横たわる。
マガレイ・イシガレイ・マコガレイ・ムシガレイなどで食用になる。

103、鱧
ハモ

ウナギ目ハモ科の海水魚で岩場や砂底に住み、全長約2メートル。
体はウナギ形でやや側扁し、吻がとがり、鋭い歯をもつ。
背面は紫褐色、腹面は白色。本州中部以南に産し、夏に美味である。

104、鮋・鮠・鰦
ハヤ

日本産のコイ科淡水魚のうち、中型で細長い体型をもつものの総称で「ハエ」「ハヨ」とも呼ばれる。

105、鰷・鯈
ハヤ・ハエ

104に同じ。

106、鰚
ハラカ

ニベという魚の異名、または、マスの異名でもある。
腹が赤い事から、ハラアカ→ハラカと呼ばれるようになった。

ニベ

サクラマス

107、鮞
ハララゴ

魚類の産卵前の卵で主にたらこの類。
特に、サケの卵巣およびその塩蔵品。

108、鯝
ハラワタ

腹腔内の臓腑 (ぞうふ) 。大腸・小腸などの総称。
動物の内臓。

109、魮

「文魮(ぶんび)」と「魮(じょひ)」という伝説上の魚の名前に使われている漢字。
鳥の頭を持ち、真珠を生むと言われている。
「魮(ヒ)」は、コイ科の淡水魚または、エイ科の魚の名を指す。

110、鰉
ヒガイ

コイ科の淡水魚で全長約15センチ。
体は細長く、暗褐色で小黒斑が散在する。
短い口ひげが一対ある。
湖沼・河川の砂礫底に住み、二枚貝に産卵する。
本州中部以西に分布したが、関東・東北地方にも広がる。
名の字は、明治天皇が賞味したことに由来。

111、鯷
ヒシコ

「カタクチイワシ」の異名、または「鯷鰯(ひしこいわし)」の略。

カタクチイワシ

112、鮃
ヒラメ

カレイ目ヒラメ科の海水魚で全長約80センチ。
体は長楕円形で側扁が著しく、両眼が頭部の左側に集まっており、砂泥底に横たわる。
有眼側は暗褐色に黒褐色と白色の斑紋が散在し、無眼側は白色。周囲の色に応じて体色変化する。

113、鰭
ヒレ

魚などの水生の脊椎動物の体から突き出ている、平らな膜状のもの。
泳ぐための器官。

114、鰏
ヒョク

ヒイラギ科の海魚の総称。

115、鰾
フエ・ウキブクロ

硬骨魚が持つ、気体の詰まった袋状の器官。
主に気体で浮力を得るが、他にも補助的な機能を持つ。
四肢動物の肺と同じような働きをする。

116、鱶・鮝
フカ

サメ類で、特に大きいものをいう。

117、鮐・鯸・鯺・魨・鰒
フグ

フグ目フグ科の魚の総称で、海産のものが多い。
体は太っていて腹びれがなく、体表にとげ状の鱗を持つものや、鱗の無いものがある。
口は小さく、歯は癒合してくちばし状を呈し、よく水を飲んで体を膨らませる。
多くは内臓に毒をもつ。
肉は淡白で美味で、トラフグ・マフグ・キタマクラなど、日本近海に約40種が知られる。

118、鮒・鯽
フナ

コイ科の淡水魚で日本の湖沼・河川で最も一般的な魚で、コイに似るが口ひげがなく、体高が高くて側扁する。
キンブナ・ギンブナ・ゲンゴロウブナ・ニゴロブナなどの亜種に分けられる。
アジア大陸に広く分布し、金魚はその飼養品種。

119、鰤
ブリ

アジ科の海水魚で全長約1.5メートル。
体は紡錘形でやや側扁し、背は暗青色、腹は白色で、体側中央に不明瞭な黄色の縦帯が走る。
温帯性の回遊魚で、夏季に日本の沿岸沿いに北上し、冬季に南下する。
出世魚で、順に、関東ではワカシ・イナダ・ワラサ・ブリ、関西ではツバス・ハマチ・メジロ・ブリと呼ぶ。
定置網や1本釣りで漁獲され、食用になる。

120、魴
ホウボウ

カサゴ目ホウボウ科の海水魚で沿岸の海底に住み、全長約40センチ。
頭部が大きく、体は朱紅色をしている。
胸びれは大きく、内側は青緑色をし、前部の軟条3本が遊離しており、これで海底を歩行しながら餌の小エビなどを探す。
浮き袋で発音し、冬から春にかけて特に美味である。

121、鮿
ホシウオ

魚の干物、または「タナゴ」の事。

魚の干物

タナゴ

122、𩸽
ホッケ

アイナメ科の海水魚で全長約40センチ。
体は細長く、尾びれの後縁が深く二またに分かれている。
体色は灰褐色に暗色の不規則な横帯がある。
東北・北海道の沿岸に産する。

123、鮱・鰡・鯔
ボラ

スズキ目ボラ科の海水魚で体は円筒形でやや側扁し、全長約80センチ。
背面が灰青色、腹面は銀白色。胃壁は肥厚し、俗にへそという。
幼魚期を内湾や淡水で過ごし、外海に出て成熟・産卵する。
出世魚の一で、一般に3センチくらいをハク、5~10センチをオボコ・スバシリ、20センチくらいをイナ、30~40センチをボラ、50センチ以上をトドとよぶ。
温・熱帯に分布し、日本では関東以南に多い。
食用になり、卵巣の塩干しをからすみという。

124、鮪
マグロ

スズキ目サバ科マグロ属の海水魚の総称でクロマグロ・キハダ・メバチ・ビンナガなど。
鮨だねとして使用したり、刺身で食べると美味である。

『魚へんの漢字』ま行(ま~も)

125、鮅・鱒
マス

サケ科の魚で「マス」とつく名のものの称で、主にサクラマス・カラフトマスをいう。
また、釣りではニジマスをさすこともある。

サクラマス

126、鮲
マテ・コチ

マテ…マテガイ科の二枚貝。

コチ…コチ科の海魚。

127、鯧・鰪
マナガツオ

スズキ目マナガツオ科の海水魚で全長約50センチ。
体は菱状の卵円形で側扁し、鱗は小さくて剥げやすい。
体色は蒼灰白色をしており、外洋性であるが産卵期には内湾に入る。

128、鯫・鱎
ミゴイ

コイ科の淡水魚。
「ぎぎ」の異名。

129、鯥・鱫
ムツ

スズキ目ムツ科の海水魚で深海に住み、全長約60センチ。
体は細長くて側扁し、目と口が大きく、全体に黒紫色。
東北地方以南に産し、産卵期の冬が美味である。
卵巣もムツの子といって賞味される。

130、鰘
ムロアジ

アジ科の海水魚で全長約40センチ。
体はやや細長く、ぜんごとよぶ硬い鱗が尾部にしかない。
体側中央に赤褐色の縦帯があり、本州中部以南に産し、マアジより暖海を好む。
よく似て尾びれの赤いものはオアカムロで、ともに干物にする。

131、鮴
メバル

フサカサゴ科の海水魚、アカメバル・シロメバル・クロメバルの総称。
沿岸の岩礁に住み、全長約30センチ。
体は長卵形で側扁し、目が大きい。
体側に不明瞭な5、6本の横帯がある。

『魚へんの漢字』や行~わ行(や~わ)

132、鱞・鰥
ヤモオ

妻のいない男、または、妻を失った男の事。

133、漁
リョウ

魚介などの水産物をとること。

134、鰙
ワカサギ

キュウリウオ科の淡水魚で全長約15センチ。
体は細長くてやや側扁し、脂びれがある。
背面は淡青色、腹面は銀白色。
本来は汽水性であるが陸封されやすく、湖沼に移殖され、冬の氷上の穴釣りの対象。

135、鰐・鱷
ワニ

ワニ目の爬虫類の総称で大形のものは全長7メートルに達し、胴がやや平たく、尾が強大。
肉食で、体表は硬い鱗板で覆われ、吻は長く伸び、大きく鋭い歯が並ぶ。
瞳孔は縦長で水中生活にも適応し、鼻孔・目・耳だけを水面上に出して獲物を待ち伏せる。
アリゲーター・クロコダイル・ガビアルなど。


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